アメリカ映画『世界の七不思議』(1956年)サントラ・カタログ

ローウェル・トーマス・シネラマ・プロダクションが、
3面スクリーンのシネラマ・シリーズとして製作した第三作です。
日本では昭和32年に、東京の帝国劇場と、
大阪のOS劇場にて公開されました。

先に「古代の七不思議」についての説明部分があり、
現存するひとつへと飛び出したところで
3面スクリーンに広がり、
世界中の珍しいものを求めて
観光旅行するような記録映画です。

日本の場面では、宝塚歌劇団の音楽が
主に使われていますが、
ヘリコプターが海を渡りながら、
日本の場面となる導入部分には
アメリカで活躍した日本人音楽家タク・シンド氏の
オリジナル曲が使われています。
しかし、その部分については(不明だったため)
ずっと発表されずにおりました。

でも、そのタク・シンド氏 御本人から、
直接にいただいた楽譜や、
シネラマ・プロダクションとの契約書コピー、
当時の技術者が持っていたイギリス版の
(デモ・テープからコピーしていただいた)音源をもとに、
その楽曲を突き止めることが出来ました。

わずか1分ほどの楽曲ですけれども、
これは『ベーシック・ムード Vol.3』(EH-197) に
収めています。
この復刻CDは、当方のみで発売している所謂
インディーズですが、音源は世界初公開です。

 

 

過去、このことに触れた書物(音源を含む資料)は
存在していません。唯一記載があるのは、筆者が
まとめた『レコードのムード』冊子編Vol.1(CD付き)だけです。

 

 

エンドテーマも、当時から正式な商業レコードとしては
発売されておりませんでした。
そのため、2009年に当方が制作して
一般流通に乗せた(一般のCDショップにて扱われる)
復刻CD『レコードのムード』シネラマ映画「世界の七不思議」編
に収録のものが、世界で初CD化、
そして日本では初の音源化となりました。
このCDは、後に楽曲を6曲減らし、
オーディオパークで制作したものを
引き継いで発売させていただいております。

 


※こちらは、通販のAmazonにての取り扱いです。

 

他には、
ヨセミテ公園にて映画のラストの部分から、
巨大杉の前に到着して「The END」の文字が
表示されるまで流れる楽曲も、
上記『レコードのムード』冊子編Vol.1(CD付き)に収録しております。

また、音楽ではないドキュメント部分の
一部は、当方の復刻CD
『ラジオのムード』レコード漫談 (VMDJ-6) にも収録があります。

 

 

サントラではありませんが、
カバー演奏として、
『レコードのムード』冊子編Vol.1(CD付き)には、
2つの楽団によるメインテーマ、
そして日本庭園にて和服の女性達が日本傘を持って踊る
「ジャパニーズ・パラソルズ」が入っております。